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【企画】  さだまさしの曲の風景クイズ 38 解答編

写真は 太宰府市にある観世音寺でした。
そして国宝 の梵鐘でした。
奈良時代に建てられ境内には樟の大木があり秋には萩の花が咲くそうです。

♪♪ 太宰府の色は観世音寺の 白萩と尾花 鐘の音   ♪♪ 


梵鐘は、奈良時代。京都・妙心寺鐘、奈良・当麻寺鐘等とならぶ日本最古の梵鐘の一つと考えられている。本鐘の正確な鋳造年次は不明であるが、戊戌年(西暦698年)の銘を有する妙心寺鐘と同じ木型を用いて鋳型を造った兄弟鐘と推定されている   (ウィキペディアより)


正解は 『都府楼』です。

勿論写真提供者はコメントにあるように季節はずれの薔薇さんです。

ここは太宰府政庁があった場所です。

都府楼


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私は「飛梅」 より「都府楼」が好きです(意見には・・・・

♪♪ はじめは「逢初め川」といい  出会って「思い川」という   

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「逢初め川」は「藍染川」「愛染川」などとも書きます。
五条橋の所で「思い川」と合流します。


♪ 秋思う祭りの宵に・・・・
秋思祭は
京で道真公が作った「秋思」という詩にちなんで9月10日に開かれる祭りです。

♪♪ ぼくの心の鷽の鳥 まことに替える間もあらで  ♪♪

年明け1月7日 午後6時から、 「鷽替え神事」が行われます。

「替えましょ、替えましょ」の掛け声のもと、暗闇の中で手にした「木うそ」をお互いに交換し取り替えます。
これは、知らず知らずのうちについたすべての嘘を天神さまの誠心に替え、また、これまでの悪いことを嘘にして吉に取り替えるという意味があります。
神事の後に手にした「木うそ」は神棚にお祀りし、一年間の幸福をお祈りします。

さだ友さんに頂いた鷽の木です。
じっと持っていては行けないのかもしれませんね。
どなたか替えましょうか?

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♪♪ 千年あとまでも 想い続けると

      あの月の光に 恋を託した  ♪♪


「千年も思い続ける」 とか、「二千一夜 君に恋する」とか 「黒髪に霜の降るまで」とか さださんの描く恋は熱く深く、情熱的ですよね。
自分にはありえない恋を描かれると、現実味が無いだけに余計に想像が膨らみ憧れます。

こういう曲に登場する女性はさださんは全くの創作として書かれているのか、少しはモデルになる女性がいるのか?と思ったこともありましたが、そういう事を考えないでこの世界に心を奪われ魅せられる事を楽しむ気持ちになりました。
モデルがいてもなくてもさだまさしの生み出す世界が好きなのです。

さださんの曲にはよくあるのですがこの曲も色彩が豊かです。

(白鷺)と(銀杏黄葉)  (の楼門、の橋)  (空の

(白衣はく)  (篝火は々と)

情景が鮮やかな色合で浮かびます。
情景が浮かぶと同時に一つの恋の物語が短編小説の様に描かれるのがさださんの曲です。

しかし、会報にある「まっさん版歌枕」によるともう男女の恋物語とは別の捉え方もあるということが分かりました。
ご本人による曲への想いが綴られています。

道真公は没して千年以上の時が過ぎても尚多くの人の心に生きています。
心の時間は実測とは違います。

~~今ここで生きている。生活しているということはあまり問題ではない。
生きているか死んしまったかということは、問題では無いのだ。
人の心にどれだけ生き生きとした姿を残しているか、或いは、人々がどれだけその人に助けられ、その事を第三者にどう伝えていくか、ということなのだと思う。
確かに、実際に会ったことも見たことすらない人を好きになることは、我々にはよくあることだ。
そういうことによって、逆に増幅されていく命があるのだ。

そうしていつの間にかあたかもDNAに刷り込まれたかのように、日本人の心に天神様は住んだ。
これは我々が作らりだした命なのだ。
我々が作りだした命は千年を超えて行くのである。

すなわちもし千年を生きられる命があるとすれば、人の心が伝えていく命なのだ。
命とは心が伝えていくものなのだ。~~
     「まっさん版 歌枕」より



追記
季節が違うとの指摘もありましたが、31問から始めるときに 「写真のネタが少なくなってきましたので季節がちがうものもあります 」とお断わりしてます。
その時点でこの曲を出そうと思っていたのです。
計画して日にちや、季節やイベント等考えながら出題しています。(結構大変なんですよ(笑))
写真の提供宜しくお願いします。

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非公開コメント

ありがとうございます♪

ちゃんと書いてくださっていたのに、失礼しました。そうですよね、問題つくるだけで大変なことなのに解答編から管理人返信まで…つい甘えて読ませていただいてばかりです。ファンクラブの入会は遅いので、歌枕やらはとても貴重な文章で嬉しいのです。これからもよろしくお願いします(まだ甘えるのかいって言われそうですが…)

管理人返信

v-339サクラサクさん  いらっしゃい
いえいえ、季節に関しては上手くいかない事もあるのでいいわけです(笑)
「この曲は季節が違う」 と気がつくと言う事が精通している証拠です。
これからも何かアイディアがあれば教えて下さいね。

会報に連載していた「歌枕」 はとても貴重なものだと思いますが、全ての曲というわけではないので、問題に出た曲があればいいのですが・・・・・
また始めてくださらないかしら・・・・・

No title

この歌枕を初めて読んだ時はチンプンカンプンでよくわからなかったのですが、今読むと少しは理解出来るような。納得出来るような。
少しは自分も成長出来てるのかな?とチョット嬉しくなりました。
過去の会報を読み直したら、また新しい発見が有るかもしれませんね。

管理人返信

v-339リリーさん いらっしゃい

同感です!
こんなに深いこと書いてくださっていたんだと今なら分かります。

ということは私達も40年間の間に成長したということかしら・・・・・・
さださんは何十年も前からこういうことを伝えていたのに、やっと今頃という申し訳無さがあります。

もっともっと学びが必要ですね。

No title

全国に大小の天神さんがあり、太宰府以外にも京都の北野天満宮や大阪の天神祭りも有名ですね。それだけ皆に愛されている神様なのですね。
我が町にも小さな天神さんが丘の下にあり、お正月には家族で参拝に出かけますし、職場の町の天神祭りはだんじりの運行がそれはそれは盛大に行われます。
千年以上の時間を越えての影響力を持ち続ける道真公という方はその悲劇性もあるのでしょうが、いったいどれだけ優秀な方なのだろうかと考えます。


また、「都府楼」の歌詩の綴り方がなんとも言えず・・。
ままさんの言われるように、太宰府の秋を色彩を重ねて 
鮮やかに想像させ、情景が思い浮かべられますね。
そして、道真公の人生も浮かび上がらせるところが凄いなあ。
改めて、歌詩をじっくり味わうことができ、いい曲だなあと感じ入っています。
一曲一曲がとても大事に感じることができる解答編ありがとうございました。
ふと、25日は、道真公の誕生日であり命日であることを教えて頂いたのもこのブログでしたね。解答編を読んでいて想い出しました。


もう少し早くコメントしたかったのですが、うまく言葉にできず遅くなりました。


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