(企画) さだまさし曲の風景クイズ  年賀状編  管理人選曲

私がこれも白秋関連の曲ではないかと感じているのは  『白雨』   です。

皆さんの解説の様に深い考察があるわけではなく、白秋を調べていくうちに当然のごとく 『白雨』 にぶつかったのです。

高校時代に白秋は文学に傾倒し、仲間と回覧雑誌「蓬文」を刊行します。
その際仲間同志てお揃いの雅号を付けます。


白雨=中島鎮夫、
白蝶=由布熊次郎、
白葉=藤本秀吉、
白月=桜庭純三、
白川=立花親民
そして
白秋= 北原隆吉

中でも白雨こと中島は漢詩、和歌、翻訳などに才能を発揮し、白秋は詩作にのめり込みます。
二人は早稲田の英文科への進学を約束し、最も強い信頼関係にあったそうです。

所が 白雨はトルストイの本を読んでいたことで露のスパイの容疑を掛けられます。
そのことを苦にして1904年(明治 37年)2月 13日短刀で喉を付いて自殺します。
この事件は白秋にとって相当な衝撃的な出来事でした。
その数カ月後、反対を押し切って東京へと出て行きます。


白雨への思いは「たんぽぽ」という詩になっています。
http://hakusyu.net/Entry/132/


高校生の白秋にとって親友と言うべき友人がこの様な最期を迎えるとは、きっとやりきれない思いだったと思います。
何故何も言わずにこの様な選択をしたのかと、悔やむと思うのです。

この出来事を知って、 『白雨』  という曲がどんどん私の中で大きくなりました。
若い男女のお話だとは分かるのですが、そう思い始めると何故だか歌詞が白秋が白雨を思っての言葉に感じられてくるのです。

「白雨」とは単に 明るい空から降る雨。にわか雨。という意味で、その意味でタイトルに使ったのだと分かっていますが、曲の解釈はそれぞれの感じ方があっていいと思うので、私には友人中島鎮夫への思いと重なる所があると思えたのです。
ですから単純に 友人の名前がタイトルになってる『白雨』  だと思いました。

”さよならくらい言って欲しかったな”  の部分 ”さよならくらい言いたかったな”  の部分や

”振り向いたら孤独で、背伸びしすぎた赤いダリアに  降りしきる夕立が心に痛い”  の部分にも感じました。

白秋の名作に

君と見て一期の別れする時も
         ダリヤは紅しダリヤは紅し


という句があります。
これは勿論 例の松下俊子への想いを歌ったものですが、ダリアという単語を見た瞬間 「白秋だ!」と勝手に思ってしまったのです。

勝手な私の妄想の果てのクイズに成りました。
でもこれをきっかけに、2000年以後のアルバムを改めて聴いた方も多いと思います。
初期の曲とは違うさださんの表現や、この歳を迎えたからでないと書けないと思える曲等を実感したことでしょう。
また、白秋に付いて調べて頂いたり、考える時間も持てたのではないでしょうか?
さださんと白秋と向き合う貴重な時間になったのではないかと思っています。
お付き合い下さいまして本当に有難うございました。


大きなことは出来ませんが、ほんの細やかでもさだまさしの偉大さを伝えられたらという想いで始めたブログ、今年もいろんな形で
表現できたらと思っています。
皆様のご協力あってこそのブログです。
本年も何卒宜しくご支援下さいますようにお願い申し上げます。

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非公開コメント

カウントダウンありがとうございました

ままさん、そして皆さんのすごい考察?にひたすら感心して読みました。感覚だけで書いてしまったわたし~勉強しなくちゃ!!
わたしも年末からカウントダウン、正月、仕事と走ってきてだいぶ疲れ気味!歳を感じています。
頑張りすぎないでね 何もいらないから あなたが元気でいたなら 何もいらないから お仕事大変でしょうけど 無理し過ぎないでね♪
今年もよろしくお願いします!

青春の一面

ままさん、妄想クイズの解説ありがとうございます。白秋さんの若き日に、そんなある意味、残酷な出来事があったなんて全く知りませんでした。白雨さんの自死は、あまりに哀しく思いました。もう少し強さを持ち、乗り越えていらしたら…と残念です。自死は、もったいない。すべきではないと強く思います。絶対だめです。

No title

私は白雨を単純に、絵はがき坂、吸い殻の風景、天文学者になればよかった、雨の夜と淋しい午後は、などカラッとした別れの曲の延長だと思って聴いていました。
ままさんの解釈を読ませていただいて、軽い衝撃を受けました。
さださんの詩の奥深さに只々驚くのみです。

さよならくらい言って欲しかったな。
さよならくらい言いたかったな。
のフレーズがことさらに光ります。

管理人返信

v-339サクラサクさん  いらっしゃい
これは正解というのではなく、私の妄想に過ぎません。

でもそう言われるとそんな気がしてくるでしょ(笑)


v-339まゆきさん  いらっしゃい
白雨さんの気持ちは計り知れないものですが、戦争に向かおうとしていた時代の地方の高校生、スパイと疑われることは大変辛いことだったのかもしれません。
でも白秋の立場だったら、何か言って欲しかったと思ったでしょうね。
親友に何もしてあげられなかった・・・・・という後悔のみが残ります。


v-339季節はずれの薔薇さん  いらっしゃい

いやあ、所詮私の妄想です(笑)
そんな風に思えたというだけのことです。

若しかしたら薔薇さんの視線で別の曲が違ったストーリーに変化することもあるでしょうから、曲というのは世に出た以上は、みんなの受け取り方次第ということですよね。



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