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(企画) さだまさし曲の風景クイズ 103問 解答編

出題者が心配していましたが、無用でしたね
皆さん直ぐにピンと来たみたいです。

正解は1時間26分36秒 辺りから聴いて下さい。



公衆電話の写真だけだと他の曲も考えられるので、苦心しましたが、公衆電話だけでも 『加速度 』が浮かぶという人が多かったことに納得でした。

この曲といえば、
♪♪「最後のコインが今 落ちたから
    今迄のすべてがあと三分ね」って


印象的ですものね。
アルバムは『私花集』 曲は 渡辺俊幸さんです。
という事は、渡辺さんの曲が先で、それに歌詞を付けたことなります。


~~恋愛における価値観、またその距離感に於ける加速度についてという、このアルバムの副主題の結論として、ナベが作ってくれたこのすばらしい曲をここに置きます~~~

   「ライナーノーツ」より抜粋

公衆電話での恋人との別れのシーンが見事に描かれています。
イントロもメロディーもこのシーンにピッタリです。
イントロを聴くだけで雨が降って来ますものね。

そこで私は
♪♪ 自分の重みに耐え切れず落ちてゆく ガラス窓のしずく
を撮ろうとして一年以上かかりました。

この”しずく”を完璧に表現する雨になかなか出会えません。
この比喩表現の”しずく”はとても大事なんです。
悲しみを集めた”しずく”でないと行けません。

ザーザー流れてていては違うし、あまり時間がかかりすぎて流れない雨粒でも違うし・・・・・・・・
雨が降るといつも、この”しずく”を上手く撮れないものかと考えていました。

ガソリンスタンドの洗車にも行ってみました。
想像を遥かに超える水量が押し寄せてきて、もう写真どころではありませんでした(笑)
こりゃあ”しずく”ではない!!!

そして遂にたどり着いたのが、写真をモノクロに加工することでした(笑)
これで少しは”しずく”が目立つかな?
くらいのものですが・・・・まあ許容範囲かな(笑)
でも、悲しみを集めたガラス窓の”しずく”のイメージにはまだ遠いですね。

そこで最後には 公式に頼りました(笑)(笑)

でもそんな努力も必要がなかったという事でした。
さだまさしファンの青春回帰は鋭い!!
この頃の曲への反応は年月が過ぎても色褪せず、輝くばかりでした。

さて、曲です。

イントロのピアノが堪らないですね。
イントロで直ぐに分かる曲の筆頭でもあります。


「続・帰郷」 (新録音)版には、ピアノのイントロの前に 「プープープー・・・」 というでない電話の音が入っています。
想像をかき立てられますね。

携帯電話を『誰でも持っている必需品』の現代の若者には想像すらできない恋の終わりの時。
コインが落ちたから1通話の3分でその人とすべてが切れてしまうという瞬間を考えられるでしょうか?
もう次の10円玉は入れないのです。
今のようにつながる手段が幾つもあってだからこそ不安になったり、疑ったり(既読になってるに返信がない)しなくては行けないのも不自由かも知れませんね。
こういう時代に生きたことを懐かしくまた誇りにも思うのです。
こういうシュチュエーションだから育った感受性もあると思うのです。

中々相手と連絡が取れない、
携帯電話など無く、家に電話すると家族の誰が出るか分からない。
もし運がよく相手が出ても、そばで家族が聞いているので、深い話は出来ない。
家族に聞かれたくない大事な話の場合、公衆電話になることもあったでしょう。

(だから二度鳴らして切って、また鳴らすという二人だけが分かる方法が生み出されたりする。←  『住所録』)

この頃のさださんの表現は凄く比喩表現が多くて、しかも剣先鋭い。
傷つき傷つけられる青春の刃とでもいうか、さだまさしでないと書けない歌詞に惹き込まれたものです。
別れにはどんな理由があったのかは語らずとも、情緒的な、叙情的な雰囲気で満ちています。


~~さだまさしもその詩作において、決して直接的な表現を使わない。
鋭敏なる観察力を持つ彼は、ある状態をじっと見つめて、対象物の本質をつかみとると、その本質の周りをぐるぐると飛び回ることによってそのものを浮き出せる表現・技法を用いる。

「僕はね、思想をストレートに詞にするのは、ストリップを見るような気がするんです。白秋もストレートには歌にしていない。
僕は歌というものはそんなものだと思う。遠回しに婉曲法でいう。
だからそこが軟弱だと言われるんでしょうね。」

というさだまさしの歌に軟弱なものは、ひとつもない。
一つの単語に、幾重もの意味を込めて用いるさだまさしの詩は、読むほどに深みを増してくる。~~~~~

    「さだまさし・生命ある詩」  米沢寿美子著 (PHP研究所)  より

「帰去来」 「風見鶏」 「私花集」 「夢供養」 「印象派」 「ううろひ」 ・・・・・
この辺りは歌詞が直ぐに出ますね。
イントロで曲名が分かりますね。
この辺りのビジュアルから抜け出せませんね(笑)
大陸君が似てきましたね(笑)

この頃受けた衝撃がこんなに人生を支えるとは思っていませでした。
細くて、銀縁眼鏡をかけて、高い声で歌う文学青年のように見えるけれど、早口で喋る面白い若者の何に惹かれたか・・・・・・・
ビジュアルではない とは決していいません。
今にも折れそうな体型で、神経質そうな外見が好きでした。

今ではもうその全てが神格化していますが、この頃は・・・・・と考えると、私の場合はやはり一番が『歌詩』 でした。

音楽的な事は分からないし、ギターもヴァイオリンも分からない。
けれど日本語は分かります。
『主人公』 が何故不動の一位かというと、自分の人生を励ましてくれている歌詞だと思うのです。
(意見には・・・・・)
勿論メロデイーもドラマチックで素晴らしいのです。
御本人は詩ばかりが評価され曲が評価さない事を、良しとしていないと思っている様ですが。

♪ 君のその小さな手に持ちきれないほどの哀しみを せめて笑顔が救うなら 僕は道化師になれるよ
なんて言われたら若い女性でなくオバサンだって目眩がするほど嬉しいですものね。

これはほんのひとつの例ですが、こういう表現が満ち溢れているアルバムの数々!
例えば、あらためて『晩鐘』 を読んでみたら(聴いてみたらではなく) 言葉の一つ一つが輝いているんです。
恋の終わりをこんな表現する人がいるんだ!!と。

♪紅い唇沿いに秋の終わりを白く縁取る

哀しみがひとひらふたひら僕の掌に残る


この紅い唇はだれ?
何を語ったの?
掌に残ってる哀しみって??

もう妄想が止まりませんよね。

この叙情的、文学的世界に魅せられて45年経ちました。
相変わらず音楽的なこと、分かりませが、共に同じ時代を生きてきたとという誇りは持っています。

この頃の作品が皆さんにとっても人生に影響を与えていると思いますし、それがあるから今があるのですよね。

解答編のハズがまたまた熱くなりました(笑)




追記
出題の記事に 「。」 がひとつも無かったのに気がついた方はいますか?
英文の終止符ピリオド「・」 では無いけれど、 日本文の終止符「。」 を打たないようにしてみました。 
~~~~~それから~~~~~


 

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ままさんこんにちは

出題に「。」が無いことに気付きませんでした。
ままさんの出題のうまさと、解答編の深い解説に感服致しました。
このころが青春だった人が一番多いんでしょうね。
心に染み渡る解説です!
胸がはち切れんばかりの電話ボックスを思い出します。

No title

ままさんの論説に100%同感しています。言い表してくださってありがとうございます。
余計なことですが、私もあの頃の華奢ではかなげでシンプルなジャケット姿で歌うさださんのビジュアルが大好きであきらめきれない(笑)自分の外見の変化を棚に上げて(笑)

『まほろば』と『晩鐘』を楽しむ

今晩は。
私なりに妄想を止めず作ってみました。
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